2012年02月

高周波接着機の導入

ヤクモ家具製作所 店長の寺本です。

今日は朝から工場が賑やかです。
新しい仲間(機械)の搬入で関係者が作業にあたります。

私たちの工場にいよいよ家具製造の世界で文明の利器ともいえる
「高周波接着機」と呼ばれる機械が導入される運びとなりました。

簡単に言うと、電子レンジを大きくしたもので、
高周波を利用して接着面の水分を飛ばし、短時間で強力な接着力を
得ることができるという優れものです。



工場にとって、機械の搬入は一台イベントです。
なにぶん、大型の機械になりますので、その道のプロ達が
慎重に計算しながら、ゆっくりと運び入れます。



所定の位置にレイアウトしてから、バラバラにしたパーツを
組立、電気の配線を施し、調整を行います。






完成。

主に、シンプルテーブル、ラウンドテーブルなどの、
テーブル天板の接ぎ合わせ接着に使われる予定です。
手前のテーブルに15cm程度の板を並べて、本体で高周波を
あてて接着します。

これから試運転や調整を繰り返し、
実際の商品の製造に投入できるのは1ヶ月程度かかると思いますが、
これまで、接着に12時間程度かかっていたものが、
わずか5分程度に短縮されますので、大幅な省力化につながります。

天然無垢の家具作りというと、職人がノミやカンナで手作りしている
イメージがありますが、大部分の工程を機械を用いながら仕上げていきます。
いわゆる昔ながらの手道具も用いますが、組立時の微調整や最終仕上げの
部分的な使用にとどまります。

近代的な機械を用いることは、
第一には省力化を目的としますが、精度・品質の向上という
観点からも有効な場合が多いものです。

もちろん機械を操るのは職人(人間)なので、
高度な勘と経験という暗黙知が要求されるのは言うまでもありません。

手作業で仕上げる「作品」とは異なり、
文明の利器ともいわれる機械と上手に付き合いながら、
高品質で競争力のある価格帯の商品を作るというのが
「ヤクモスタイル」と言えるかもしれません。


今回の機械の導入で、商品作りにも幅が広がり、
商品のラインナップも拡充されるものと思います。
ご期待ください。



スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。