2011年08月

無垢材テーブルのメンテナンス【完結編】

ヤクモ家具製作所 店長の寺本です。


前回記事無垢材テーブルのメンテナンス【導入編】に続いて、
実際の作業方法、手順を具体的に説明させていただきます。


まず、実際の作業手順を説明する為に、
サンプルとして汚れやシミがついた写真が必要です。

あえてシミをつけるため、天板に熱湯をこぼし、5時間放置しましたが、
殆ど写真に写るようなシミはつきませんでした。


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オイル塗装が完全に硬化するまで、約2週間程度かかり、
この期間が経過するまでは、完全な性能が期待できませんので、
商品お届けから、2週間程度は、ご注意ください。
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次の日、エスカレートして、熱いコーヒーをこぼして、同じように5時間
放置すると、頑固な汚れとして残りました。


もっと分かりやすい汚れが無いと分かり難いのでは??

5分迷って、油性マジックをもってごそごそ・・・


衝撃の写真を披露します。



メンテナンス汚れ

折角作った商品に、このような落書きをするのは
ためらいますが、元に戻す自信があります。

こんなお声をいただいたことがあります。

「悩みに悩んで購入した10万円を超える無垢のダイニングテーブル、
 その日に、子供がクレヨンで落書きを・・・気を失いそうになりました」

これから、どのような手順で元のキレイな状態にもどるか、
実践したいと思います。


【その1 ビフォー】
油性マジックでつけた汚れと熱いコーヒー5時間放置でつけたシミです↓
メンテナンスキズ

【その2 研磨】
まず、付属のサンドペーパー(紙やすり)を使って、研磨します。
注意点は次の2点です。
1)必ず木目に沿って(幅方向に)研磨します。
2)キズや汚れがついた部分を中心に、周辺を広くを研磨します。
メンテナンス研磨
汚れやシミのついた該当部分を強めに研磨し、周辺も広く研磨することで、
メンテナンス後の自然な仕上がり(色差の無い)になります。

この『研磨』の工程が、メンテナンスで最も大変な作業です。
この工程を飛ばしても、キズを目立たなくすることはできます。
より完璧に仕上げたい場合は、この工程をしっかり行う必要があります。

【その3 塗装】
オイル塗料(ノーマルクリア)を塗布します。
刷毛があると、あっという間の作業ですが、ウエスで刷り込むように
塗ることもできます。
メンテナンス塗装
オイル塗料は人体に無害なものですが、
手がベタベタして、洗剤でもなかなか取れませんので、
必ずゴム手袋等を使ってください。

【その3 養生】
塗料を塗ったら、しばし時間を空けます。
季節により異なりますが、夏時期で15~20分程度、冬時期で30~40分程度、
時間を置きます。
メンテナンス乾燥

【その4 拭取】
付属のウエスで表面の余分なオイルを拭取ります。
塗装してからの時間が開きすぎると、ネバネバして拭取りが
困難になりますので、慣れるまでは早めの拭取りをお勧めします。
メンテナンス拭取

【その5 アフター】
完成です。
30分前まで汚れやシミがあったとは思えない写真です。
メンテナンス完成

これから24時間は乾燥期間ですので、天板の上にモノを置かないで下さい。
24時間経っても、表面は乾燥していますが、内部のオイルは乾燥硬化して
おりませんので、ご注意ください。

毎日使うものですので、なかなかタイミングが難しいと思いますが、
できれば旅行や帰省など、数日間家を空けるタイミングで行うと
良いですね。

ここまで完全に取り除くには、多少のコツがいりますが、
一回覚えると、無垢テーブルを気楽に使えるのではないでしょうか。


最後に、絶対守っていただきたい注意点です。

拭取りや塗装に使って、オイル塗料が付着したウエスは、
処分する前まで、水につけて保管してください。

様々な悪条件が重なると、発火する危険性があります。


オイル・メンテナンス用品はこちらから
http://www.yakumo.jp/fs/yakumo/c/osmo



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無垢材テーブルのメンテナンス【導入編】

ヤクモ家具製作所 店長の寺本です。

本日はオイル仕上げの無垢材テーブルのメンテナンスについて
ご説明させて頂きます。

オイル仕上げの無垢テーブルの魅力はなんといっても、
表面をコーティングされていない、木自体のさらさらの質感
だと思います。

島根ショールームにはウレタンとオイル仕上げそれぞれの
サンプルを用意しておりますが、ほぼ全てのお客様が、
オイル仕上げの質感を好まれます。

オイル仕上げの無垢のテーブルを検討するにあたって、
不安に思われるお声を少なからず頂戴いたします。

「熱いものを置いても大丈夫?」

「オイル仕上げは汚れやシミが心配?」

「メンテナンスは自分でもできる?」

代表的な塗装方法として知られる「ウレタン仕上げ」に比べると、
どうしても上記のような点がデメリットと思われ『がち』です。

耐熱・耐汚染性能では、一歩ウレタン塗装に譲りますが、
液体をこぼしたり、あついお茶の入ったコップを置いたら
すぐシミができるということはありません。

もちろん、オイル塗料といっても、非常に多くのメーカー、
製品があり、全ての製品について当てはまるわけではないと
付け加えさせていただきます。

正しいオイルフィニッシュの知識、
メンテナンスの知識、方法を知ることが、
無垢の家具と「長く」「楽しく」付き合うことになります。

当店が推奨するメンテナンスには
「ワックスメンテナンス」と「オイルメンテナンス」がありますが、
撥水・耐熱性能の維持とあわせてキズ・シミ・頑固な汚れを取り除く
場合は、後者のオイルメンテナンスになります。

メンテナンスセット

用意していただくものは、「ノーマルクリア」「サンドペーパー」「ウエス」と
できれば「刷毛」です。
「ウエス」と「サンドペーパー」は当店でノーマルクリアをお買上頂いたお客様に
サービスで同梱しておりますので、特にご用意いただく必要はございません。

ノーマルクリアは容量のバリエーションがたくさんありますが、
一番小さい0.375L缶で180cmサイズのテーブルで数回メンテナンスが
可能です。

長くなりますので、
実際のメンテナンス方法は次回の記事で掲載します。


メンテナンス商品はこちら
http://www.yakumo.jp/fs/yakumo/c/osmo



東京ショールーム展示商品の入れ替え

ヤクモ家具製作所 店長の寺本です。

約2年ぶりに東京ショールーム(運営:日本オスモ)の商品入れ替えを
行いました。
(※日本オスモ東京ショールームにおける当店商品の展示は、
 2012年12月をもって終了いたしました。


2年経ち、経年による色変化も進んでいると考えておりましたが、
若干色が濃くなった?と感じる程度でした。

島根ショールームは前面ガラス貼で、かなり強い直射日光が入りますので、
数ヶ月でかなり色合いが濃くなったり、ウォールナットでは赤味が増しますが、
東京ショールームはブラインドで適度に遮光されており、あまり色変化が進ま
なかったのだと思われます。

オイルフィニッシュ(無着色)の無垢材は必ず紫外線による色変化を起こし
ますが、変化の程度・度合いは設置環境により大きく異なることを改めて
認識しました。


展示商品の紹介です。

定番、ダイニングセットは「シンプルテーブル」「シンプルチェア」
「シンプルベンチ」「アームチェア」の組合せです。素材は全てオーク。

オスモ東京シンプルテーブル1

シンプルテーブルは、展示用に「反らない」「割れない」こだわりの構造が
一目で分かるよう、天板を一部くり貫いています。

オスモ東京シンプルテーブル2

ウォールナットの「カフェテーブル」と新商品「クッションチェア」です。
クッションチェアの生地は「ベージュ」と「ブラウン」を1脚ずつ展示しました。

オスモ東京カフェテーブル

ウォールナットの「リビングボード」に変わり、オークの「テレビボード」を
展示しました。スペースの制約上、リビングボードの展示は終了しました。

新しく、新商品の「チャイルドチェア」も展示しました。
是非、軽さと素材の温かみを手にとって感じていただければと思います。

オスモ東京カフェテーブル

展示場所、時間等は下記よりご確認ください。

東京ショールームのご案内
http://yakumo.jp/tenji_tokyo.html


東京ショールームは当店の家具製品に使用しております、
オイル塗料「オスモカラー」の東京ショールームとなります。
当店スタッフは常駐しておりませんので、商品やサービスに関するご質問は
直接当店(TEL.0853-27-9895)までお問合せください。


これまで東京ショールームで展示されていた商品は、
アウトレット品として特価でのご提供となります。

現品限りのご提供となります。

アウトレットセール会場はこちらから
http://yakumo.jp/outlet.html



ラウンドテーブルに「円柱脚」オプション追加!!

ヤクモ家具製作所 森廣です。

ラウンドテーブルL/Dの脚材に円柱型の丸脚加工が
オプションで追加になりました。

丸い天板と丸い脚の組合せで、商品全体としての一体感が
増したイメージがあります。


maruashi_rtl_480.jpg


拡大写真はこちら ↓↓↓




この円柱形状の丸脚は
轆轤(ろくろと読みます)旋盤と呼ばれる木工機械で
1本ずつ削り出します。

野球のバットや木の湯呑・茶碗・お盆など、全てこの
ろくろと呼ばれる機械で加工します。


rokuro_480.jpg


僅かな力加減で円のサイズが変わってしまいますので、
熟練職人が勘と経験を頼りに、少しずつ仕上げていきます。

機械にセットされた角材をモーター回転させ、これに
刃物をあてて削り出すという単調な作業なのですが、
木の素材や木目等により力加減も微妙に変わり、
同じものを手作業で仕上げるにはやはり長年の経験を
要します。


オプション料金は+5,250円/4本となります。
お好みでお選びください。


ラウンドテーブル商品ページはこちら
http://yakumo.jp/roundtable.html



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